20 都市ブランド

目的 地域資源の魅力を地域活性化や産業振興に結びつけ、都市ブランド力の向上を図る。

現状と課題

◆本市の観光入込客数は、平成 29 年度は約1,200 万人で、主要施設別では、阪神甲子園球場が 432 万人と最も多く、次いで西宮神社は 210 万人となっている。また、本市の市域は南北に長く、酒蔵地帯の日本酒、西宮神社などの伝統施設、甲子園から鳴尾・西宮浜地域のスポーツ、甲東・瓦木地域の文化やにぎわい、夙川・苦楽園・甲陽園地域の魅力あるスイーツ店、カフェ、レストラン等の集積、北部地域の豊かな自然環境など、地区ごとに地域特性や異なる魅力を持った地域資源が存在する。
◆本市の多様な魅力にふれる機会を創出し、生活そのものを楽しむライフスタイルの発信・提案や、地域の強みを生かしたエリアプロモーションの展開により、まちへの愛着や誇りを育み、地域の活性化に結び付けていく必要がある。
◆平成25年に制定した「西宮市清酒の普及の促進に関する条例」や平成 29 年に制定した「西宮市宮水保全条例」に基づき、日本酒文化の発信と酒造業の振興に取り組んできた。今後は更に、酒蔵ツーリズムの推進や、他の自治体や鉄道会社と連携した広域観光の取組により、本市への来訪者を増やし、市内産業の振興につなげる取組が求められる。
◆従来の広報媒体やウェブサイト、SNS(インターネットを通じた交流サービス)による情報発信のほか、主要駅での情報発信、観光キャラクターを活用したPRなどにより、本市のブランド力の向上を図る必要がある。
◆地場産品である日本酒を始め、地域で愛されているスイーツ、名塩紙、和ろうそくといった伝統工芸品など、暮らしの質を高めている西宮ブランド品を、事業者と連携して情報発信するとともに、地場産業として育成する取組が求められる。

この課題に取り組む市民活動団体

団体名 活動内容

特定非営利活動法人 阪神文化財建造物研究会

・文化財の保存・活用 ・歴史・文化遺産の情報発信 ・大学連携による調査活動に参画"