18 文化芸術

目的 全ての市民が文化芸術との関わりによって、心の豊かさを実感しながら、
住み続けられるまちをつくる。

現状と課題

◆文化芸術にふれ楽しむ機会を増やすことにより、豊かで寛容な心を育み、人々の多様な交流を促進することで、文教住宅都市としてのまちの価値を高める必要がある。
◆市民各世代の文化芸術活動を支援するため、コンサートや個展等発表の機会や場の提供に努めているが、「みる人」(鑑賞者)や「する人」(創作者、奏者など)、「ささえる人」(企画者、スタッフ、ボランティアなど)といった文化芸術に関わる人を増やす必要がある。
◆西宮市文化振興財団や、西宮芸術文化協会を始めとする芸術文化団体と連携し、市民主体の文化芸術活動の支援・促進や西宮市大谷記念美術館による美術分野の情報発信に取り組んでいるが、文化芸術の継承のため、若い世代の文化芸術活動、特に、絵画や彫刻などの創作活動を支援する必要がある。
産業や観光との連携を図り、地域の活性化につなげる取組を行っており、各地域が有する歴史や伝統、人材等の地域特性を生かし、地域への愛着を高めるような講座や事業を展開する必要がある。
◆西宮市文化振興財団やホール指定管理者が、文化芸術活動にふれる機会の少ない層に興味を持ってもらうため、盛んに特色のある事業を行っているが、市内ホールやギャラリーで盛んに行われている文化芸術活動についての効果的な情報発信を強化する必要がある。
◆集客力のある商業施設や公共施設などを活用して事業を実施し、気軽に文化芸術にふれる機会の創出に努めており、今後もこのような文化芸術との関わりが薄い場や人に取組を広げることにより、文化芸術の日常化を図る必要がある。
◆次代の文化芸術を担う青少年を対象に、専門家、プロアーティストによる演奏指導や文化芸術体験事業を実施しており、更に多くの児童・生徒が心に響く文化芸術を体験できるよう、事業の拡大を図る必要がある。
市ゆかりの文芸作家や作品の情報発信機能を充実させ、市民がそれらにふれることで、市への愛着、市民の誇りを高める必要がある。
◆西宮の文化芸術振興の拠点であるアミティホールは、しゅん工から50 年が経過しており、アミティホールを含む市民会館について、今後のあり方も含めた検討が必要である。その他の市民ホール・市立ギャラリーについても、施設や設備の経年劣化が進んでいることから、長寿命化につながる維持管理に努める必要がある。
◆文化財保護法改正を踏まえて、専門化・多様化する文化財保護行政の推進体制を構築する必要がある。
◆西宮市における文化財の保存と活用に関する総合的な計画に示されているように、未指定を含む全ての文化財を、地域の歴史資料として総合的に捉え、地域の未来を構築するために市民と共に調査、保存、活用を行う必要がある。

この課題に取り組む市民活動団体

団体名 活動内容

特定非営利法人 元気が出る本屋

■Ⅱ-8 青少年育成 Ⅳ-18 文化芸術
世代を超えて様々な市民に対して、より身近に本と接する機会を創出し、古本市等のイベントへの参画と移動書店の運営により、古物営業法に基づく古物商及び本の対面頒布を行うことで、電子媒体では得られない本の価値の伝承や子どもたちの情操教育等に寄与することを目的とする活動。

特定非営利活動法人 S.H.A.R.E

■Ⅱ-8青少年育成
主にチアダンススクールの運営、コーディネーショントレーニングの実施。スポーツを通して、青少年の運動能力、コミュニケーション能力の向上を目指します。
■Ⅲ-10高齢者福祉,■Ⅲ-15健康増進・公衆衛生
老人ホームの慰問を行い、キッズチアリーダーのパフォーマンスを披露しています。また、子供達と高齢者の交流を積極的に行います。
■Ⅳ-18文化芸術, ■Ⅳ-19スポーツ
チアダンススクールの運営。子供だけではなくシニアチアリーダーの育成を行なっています。年齢を問わず、生涯スポーツとして取り組んでいく事を推進しております。また男子のパフォーマーの育成も行います。

公益財団法人 西宮市文化振興財団

■Ⅱ-7学校教育、Ⅱ-8青少年育成、Ⅳ-18文化芸術
指定管理者として、市民会館及びなるお文化ホールの管理運営を行い、市民の文化芸術発表の場を提供しています。また、主催者として、実演芸術・美術事業を制作運営しています。

特定非営利活動法人 阪神文化財建造物研究会

・文化財の保存・活用 ・歴史・文化遺産の情報発信 ・大学連携による調査活動に参画"